雨が1日振りましたが効果はまだまだ

薄紫というかやや薄紅色を帯びたというかあいな初のヨソオイチャワンタケではないかという期待は・・・

気温も不安定で、例年より雨が少なく、季節のやってくるのが遅い感じです。
普通、ゴールデンウィークによく見られたハチクの筍が旬でした(竹の「旬」がタケノコだったのかと今気がつきました!)

フィールドにて

観察会前の草花散歩です。
駐車場横の茂みではまず、ノゲシとブタナ。
左からノゲシ全体、ブタナ全体、ブタナの根元、ノゲシの花
       

左から、ブタナの花、ブタナの花横から、ノゲシの根元、ブタナとアザミの花
       

蛾の幼虫?種を調べてみましたが、今のところ不明 → ナシケンモンという蛾の幼虫と判りました。
   

キノコ発見!!
左から、ウラベニガサ、同裏面、キノコというよりはカビ?グロムス菌?、同左
       

左から、キツネタケ?、同横面、アラゲコベニチャワンタケ、同左
       

左から、アラゲコベニチャワンタケ、同左、タケノコ、にょきにょき
       

産卵を控えたモリアオガエルさん

     

左から、チャワンタケ、同左、キツネタケ?、にょきにょき
     

コガクウツギの花です
     

先に多数の小さめの花をつける薄紫のアザミ、そしてウド
   

お天気も良く、お昼の同定会は長屋門前で行いました。
     

同定台の様子。
   


チャワンタケの断面、縁、裏面
     



顕微鏡による胞子等の観察
左から、子嚢と胞子、子嚢の並び、胞子(表面にピント合わせ)、胞子(中心にピント合わせ)
       

メルツァー試薬で染めてみました。
子嚢の先端が青くヨードデンプン反応、子嚢の下部まで変色、拡大すると先の太丸い側糸が見えます。
     

メルツァー試薬で子嚢先端が青く変色している。
胞子全体に細かい突起が見られる。

ヨソオイチャワンタケは胞子が平滑なので異なり、フジイロチャワンタケモドキが近いと思われます。

アラゲコベニチャワンタケの検鏡
左から、子嚢と胞子、側糸、アラゲが1本。
胞子は楕円でした、木から生えているので一致です。
     

(参考)土から生えるマルミノアラゲコベニチャワンタケは胞子が真ん丸です。
サカズキホウライタケと思われるキノコの検鏡
胞子は小さく、涙型〜楕円の不定形、シスチジアは嚢状?
   

あまりに胞子が小さいのでサカズキホウライタケそのもので無いと思われる。

採取、観察されたキノコのリスト

フジイロチャワンタケモドキ チャワンタケ科_チャワンタケ属
アラゲコベニチャワンタケ ピロネマキン科 アラゲコベニチャワンタケ属
クジラタケ タマチョレイタケ科 シロアミタケ属
キアシグロタケ タマチョレイタケ科 タマチョレイタケ属
キクラゲ キクラゲ科 キクラゲ属
クロコブタケ クロサイワイタケ科 アカコブタケ属
ネンドタケ タバコウロコタケ科 サビアナタケ属
サカズキホウライタケ ツキヨタケ科 モリノカレバタケ属
ウラベニガサ ウラベニガサ科 ウラベニガサ属
マメホコリ ドロホコリ科 マメホコリ属