春のキノコ

雨もあったが今年は少ない・・・

キノコは12種、不明のLBMは悩ましい。

フィールドにて

紅葉谷入口の階段で、ロープから生えているキノコを発見!
また、同所に椿の花多数落ちていたため、探すとこの時期馴染みのキノコが!
左から、ヒメアジロガサモドキと思われるそのキノコ、ツバキキンカクチャワンタケ、ニガクリタケ、アクニオイタケ
       
春蘭は久しぶりだが、このような里山お口でももう珍しい。ここで出会うとは・・・美しいね。
左から、シュンラン、条線のあるLBM(小さい茶色いキノコ)を撮影、そのLBM、ハナビラダクリオキン
       
ここあいな里山公園でも、原則植物、動物などの生き物は採取禁止。(菌類も)、しかし春のキャンペーンでツクシは採り放題です。
左から、ツクシの群れ、ベニシジミ
   

里山情報館に戻って

同定台のキノコ
       

観察種

ロープから出ていると思ったキノコは良く見ると栗のイガから出ており、根元の菌糸はロープにもはびこっていた。
左から、ツバキキンカクチャワンタケ、同左、栗のイガから出ていたキノコ、同左
       
左から、栗のイガから出ていたキノコ、ヒメアジロガサモドキ、同左
      左から、ニガクリタケ、同左、アクニオイタケ、同左
 
     
左から、フウセンタケ属の一種?、同左、ハナビラダクリオキン、同左
       
クロイボタケ綱の一種?竹の腐朽菌
   
Y.Yuukiさん提供検鏡写真
 
クロイボタケ綱は小房子嚢菌類の一綱で胞子の形や子実体の形から最も近いものとおもわれます。
下の写真は、子嚢殻?x100と胞子x1000
   

顕微鏡観察

栗のイガに生えていたキノコの検鏡 いずれも400倍、最小メモリが3.2μm
左から、子実体接写、嚢状のシスチジアと担子器、胞子、シスチジア
       
左から、傘表面(断面)、柄表皮
   
傘表皮は無く、傘の表面近くの錯綜した組織がそのまま表面まで形成されていた。

採取、観察されたキノコのリスト

フウセンタケ属の一種?:ハラタケ目_フウセンタケ科_フウセンタケ属
ヒメアジロガサモドキ:ハラタケ目_ヒメノガステル科_ケコガサタケ属
アクニオイタケ:ハラタケ目_クヌギタケ科_クヌギタケ属
ニガクリタケ:ハラタケ目_モエギタケ科_ニガクリタケ属
ハチノスタケ:タマチョレイタケ目_タマチョレイタケ科_ハチノスタケ属
ハナビラダクリオキン:アカキクラゲ目_アカキクラゲ科_アカキクラゲ属
ツバキキンカクチャワンタケ:ビョウタケ目_キンカクキン科_ニセキンカクキン属
竹表皮の小房子嚢菌:クロイボタケ綱の一種

その他、カラムラサキハツ、カワラタケ、シイタケ、ハカワラタケなど。