年始の観察会はいつも寂しいけれど・・・


小さなチャワンタケの新発見!!


フィールドにて

左から、ナメコの残骸、ハンノキハナホキンカクキン、センボンクヌギタケ、同左
       

左から、ハンノキ(実がまだ残っている)、ハンノキハナホキンカクキン、同左柄の付け根、横から見た写真
       

左から、アラゲコベニチャワンタケ、シイタケ
   

同定台のキノコ

左から、同定台の様子、ヒメシロウテナタケ?
   

検鏡写真

まず、子実体の様子
ハンノキ?の長い花穂から発生している。地面からそっと摘みあげると花穂が続いて出てくる。
   

写真のように白い菌糸束が付け根に生えているものの予想外に少なく、唐突に花穂の軸から柄が出ているように見える。

左から、胞子の入った子嚢、バラバラにした子嚢(胞子が抜けているもの、胞子がまだ形作られてないもの)、全体に黄色いのはメルツァー試薬の色
     

メルツァー試薬により、子嚢の先端が青変していることがわかる。
いずれも400倍で検鏡。スケールの最小メモリが約3.18μm。
胞子の大きさは、9.2〜10.2μm(長さ)・5.1〜6.0μm(幅)。
子嚢の大きさは、89〜108μm(長さ)・7〜10μm(太さ)。
ハンノキ、ヤシャブシなどの花穂に着くとのこと。今回の木はハンノキかヤシャブシかどちらなのかまだ確定できていない。

採取キノコリスト


アラゲコベニチャワンタケアラゲコベニチャワンタケ属ピロネマキン科
クロコブタケアカコブタケ属クロサイワイタケ科
シイタケシイタケ属ツキヨタケ科
センボンクヌギタケクヌギタケ属クヌギタケ科
ハチノスタケハチノスタケ属タマチョレイタケ科
ハンノキハナホキンカクキンキボリア属キンカクキン科
ヒメシロウテナタケDelicatula属キシメジ科
ムラサキゴムタケムラサキゴムタケ属/ビョウタケ科/

同定 中嶋、山本
写真 中嶋
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