(春の山菜ときのこを楽しむ会)

 もうこの原稿を書いている5月18日時点では、山菜前線は氷ノ山の頂上まで届いている。
思い返せば、4月29日の淡河では、ベーベキュー高気圧に囲まれていながら、なぜか山菜料理の大嵐に見舞われて、幾人ものつわものがお腹いっぱいでふらふらになっていた。
今年は昨年に比して、モミジガサやコゴミなど真の草本類が多彩で、味に幅が出たのか、何度料理皿の並んだテーブルを回っても飽きが来ない。
これでビールがごくごく飲めたらまた数回テーブルを廻るのに。
私は、割当ての鍋とカセットコンロを運んでいかなくてもよければ早朝から電車とバスを乗りついで片道2時間半の旅で会場へ行こうとしていたのだった。

この日は、なぜか料理の出されるのが早くて、というよりも集まった面々のスピードプレーが板についてきたというか、段取りがとてもすばやくて(なかなか炭に着火しないバーベキュー卓とは比較にならない)正午には正式に宴が始まっていたのだ。

今年は特別にイタドリ料理の競演となり、歯触り、味覚、喉越しそれぞれに特徴のある、甲乙付け難いディッシュが、参加者をうならせていた。身近な山菜が、調理次第でこのように豊かな1日を演出するのだと、感じ入った。

ところで、この日は「山菜ときのこ」のタイトルであったが、キノコについては、どうであったかというと、・・・これは・・・まっ・・・いいか。(中嶋)

料理長黙々料理長助手も働く
殺到、料理が見えない!料理の競演に舌鼓
食べる事となると参加者は40人超え…あれっ、写ってない人はまだ食べてるの?