(2004年2月29日 スライド学習会)



 だんだん発表者も増え中身も充実するスライド会、時間切れとなった前回の反省を踏まえ、今回は朝9時から夜9時まで時間はたっぷりという「スライドマラソン」になりました。
 以下は、トマトデルマ氏によるレポートです。


当会初お目見え、綺麗なキノコのスライドをバックにしたボーカルリサイタルが登場し、ビルの一室にキャンプファイヤーを思わせる和やかな一時を醸し出しました。
 みんなで楽しんだ各発表を簡単に紹介します。

トップバッターO氏:
 迫力のあるクローズアップで特徴を捉え、しかも楽しさを演出。

M女史:
 ワンショットの中に全体の姿とブツ撮りを交え、同定に必要な豊富なデータを提供。スライドのみならず分厚いフィールド・ノートにも一同感嘆!

明日の解禁が気になるI氏:
 寒風をものともせず、硬質菌を追いまくり、その根気は観衆の目をひきつけた。

静かなほうのN氏:
 平成菌学教育委員会と題し、硬質菌の孔口の区別、担子菌と子嚢菌の区別を問うクイズを出題して脳ミソを刺激。「シメジ工業大学・ナバ高入試問」に一同爆笑。また、美しさあふれる映像も提供。

私:
 馴染みのある菌が少なく、次から次に不明菌を登場させ、皆さんを悩ます。

M君:
 ホームページの掲示板について新規の書き込み及び対話への参画方法について解説し、会のPRにユニークな裏方として貢献を続けている。

アーティストのT氏:
 背景との調和に重点を置いた画像は他の追随を許さない。美しく撮るか図鑑のように忠実に撮るかを念頭に置いた、ピントのあわせ方などについて懇切丁寧に解説。それでも、真似は無理!

近頃食菌王脱皮とのS氏:
 キノコの名前を当てるクイズを出題、オフにもかかわらず会員の好奇心をしぶとく掻きたてる。信州ならではという菌類も続々と登場。

N女史:
 名前は似ていても分類上は全く異なる種を例に挙げ、担子菌と子嚢菌の区別、さらに子嚢菌についての最新の分類を解説し、日進月歩する菌界の解明について我々の問題意識の必要性をこれでもかと問いかけた。

一番絞りのM氏:
スライドショーにぴったりと呼吸を合わせ、音の世界にいざなう。これは、かなりの蓄積をうかがわせる。

せっかちが代名詞N氏:
 図鑑に記載の少ないニガイグチ属を紹介。また、珍しい信州のキノコで観衆を魅了し今年の秋もかくあるべしと、手綱はしっかり。

以上、いずれ劣らぬ内容でした。
お土産の特大シイタケを持って帰ったみなさん、ラッキーでしたね!