スライド映写学習会2008.8報告
於:新長田勤労市民センター
毎年趣向の凝った発表でいろいろ学習できてためになる「スライド映写学習会」ですが、今回からいよいよ雨降尊(アメフラシノミコト)さんもデジタル化し、全作品が液晶プロジェクターによる上映となりました。
以下、発表者ごとの概要を記します。
なきのこ:生き物としてのキノコの基礎知識と不思議な魅力について、御影高校で6月に講演した内容を一部再編集してご披露しました。
hellow:ケンロクエンミネシメジではないかという2001年に観察した個体の発表、栽培しておられる野菜の話題、美しい花々の写真も交え会場も楽しい雰囲気に。
雨降らしの尊:初めてのデジタル写真による発表とのことでしたが、明るく映えたコガネキヌカラカサタケ、フォエチヂムサカズキホウライタケ、カタバミについたサビキンの仲間など写真の数々に強く引き込まれました。
さんじょう:カンボジアの遺跡ツアーで、アンコール・トム、アンコール・ワットなどの現地の様子などがよく伝わる発表でした。老朽化する遺跡と平和に安らぐ子供たちが印象的でした。
のみむら:舞子のハルハラタケ、サンコタケの群生、オオショウロ、シイノトモシビタケ、ハナビラダクリオキン、モモイロダクリオキン、キツネノサカズキなどの珍しい写真に感嘆し、三室の風景も会場のみんなで興味深く共有しました。
彼末れい子:北海道の自然散策ツアー報告、エゾイソツツジというこちらでは見慣れない美しい花の紹介に関心が寄せられていました。
アルパチーノ:京都の山の奥深い芦生林でのクマの調査の写真を見せていただきました。また、図鑑などで著名な横山先生、上田先生のスナップも・・・これは思わぬ出会い。
きまた朗:美しい大山ブナ林のクチキトサカタケ、チャナメツムタケ、三木ホースランドのタマゴテングタケモドキを見せていただきました。鬼太郎の目玉おやじそっくりな幼菌の笑える写真も!
なきのこ:ビデオの過去の作品から。特に書記の凝ったカメラワークのものを選んで見ていただきました。
松プリ:鉢植えから出たキノコの写真、ありそうで無い作品が興味をそそりました。ドイツのキノコの写真が関心の的。おまけに映された、レンガ色一色で細かいプリーツの鎧をまとったような驚愕のドイツのナメクジに会場は騒然!!
げじchan:岩手山、高野山でのオオガハスの写真はさすがにきれい。醒ケ井のバイカモも残暑の中に一服の涼をもたらしていただきました。
さんじょう:最後にひと目千本のトガリアミガサタケで来春のあみがさたけ狩りのお誘いと、これまでの合宿などでの無礼講集でひと笑いして幕を閉じました。
文:なきのこ & 写真:さんじょう