兵庫きのこ研究会
修法ヶ原定点観察会(2002.6.16)
悪天候の4、5月度観察会とはうって変わり晴天となりましたが、皮肉にも乾燥し過ぎのフィールドでの観察会となりました。
例年であればベニタケ,テングタケ類等が多く顔を出し、今回の倍ぐらいの種が観察出来たと思います。集まったキノコもミイラ化した個体が多く有りました。
しかし、まれな種であるアキノアシナガイグチの発生が確認されたり、例年の観察会では横目で見る事の多い粘菌類が数種寄せられる等、内容のある観察会となりました。又、他所で採取されたキヌガサタケが出品され初見であった会員達の興味をそそりました。
![]() |
![]() |
アキノアシナガイグチ |
タマツノホコリ |
![]() |
![]() |
イボタケsp(採取場所での撮影では有りません) |
イボタケsp 断面(柔らかいコルク状の触感) |
2002.6.16
2002年6月度 修法ヶ原定点観察会
観察会前後の天候
天候:晴れ | 参加者:22名 | 37種 同定 |
和 名
|
科 名
|
備 考
|
||
1
|
マツオウジ | ヒラタケ科 | ||
2
|
キツネタケ |
sp
|
キシメジ科 | |
3
|
ヒメカバイロタケ | キシメジ科 | ||
4
|
モリノカレバタケ |
sp
|
キシメジ科 | アマタケに似る |
5
|
イボテングタケ |
仮
|
テングタケ科 | 針葉樹林等に発生する大型種(広義のテングタケ) |
6
|
テングタケ | テングタケ科 | 広葉樹林等に発生する中小型種 | |
7
|
ヒイロベニヒダタケ |
?
|
ウラベニガサ科 | |
8
|
ヒメオニタケ | ハラタケ科 | ||
9
|
イタチタケ | ヒトヨタケ科 | ||
10
|
ヒトヨタケ | ヒトヨタケ科 | ||
11
|
キヌハダトマヤタケ | フウセンタケ科 | ||
12
|
チャヒラタケ |
?
|
チャヒラタケ科 | |
13
|
イッポンシメジ |
sp
|
イッポンシメジ科 | 外見的にはウラベニガサspとも思えるが胞子がほぼ五角形であった |
14
|
チチアワタケ | イグチ科 | ||
15
|
ヤマドリタケモドキ | イグチ科 | ||
16
|
アキノアシナガイグチ | オニイグチ科 | 稀なきのこと言われている | |
17
|
アカカバイロタケ | ベニタケ科 | ||
18
|
ニセクサハツ | ベニタケ科 | 最近は、クシノハタケモドキと呼ばれる | |
19
|
ベニタケ |
sp
|
ベニタケ科 | ヒビワレシロハツに似た特徴があるが、溝線が認められない |
20
|
フサヒメホウキタケ | フサヒメホウキタケ科 | ||
21
|
カンゾウタケ | カンゾウタケ科 | シーズンは、ほぼ終わり | |
22
|
イボタケ |
sp
|
イボタケ科 | 明るいレンガ色、肉厚のボタン状、肉は茶色で同心円状の模様が鮮明、肉質は柔らかいコルク質 |
23
|
アミスギタケ | サルノコシカケ科 | ||
24
|
ウスバシハイタケ | サルノコシカケ科 | ||
25
|
カワラタケ | サルノコシカケ科 | ||
26
|
シハイタケ | サルノコシカケ科 | ||
27
|
ツガサルノコシカケ | サルノコシカケ科 | ||
28
|
ヒトクチタケ | サルノコシカケ科 | ||
29
|
ミイロアミタケ | サルノコシカケ科 | ||
30
|
ネンドタケモドキ | タバコウロコタケ科 | ||
31
|
ヒメカタショウロ | ニセショウロ科 | ||
32
|
ニセキンカクアカビョウタケ | キンカクキン科 | ||
33
|
ナガエノチャワンタケ | ノボリリュウタケ科 | ||
34
|
アラゲコベニチャワンタケ | ピロネマキン科 | ||
35
|
エダナシツノホコリ | ツノホコリ科 | ||
36
|
タマツノホコリ | ツノホコリ科 | フィールドきのこではタマサンゴホコリとなっている | |
37
|
マメホコリ | ドロホコリ科 |
SP:属まではほぼ絞り込めるものの種の同定が出来なかったもの |
?:種の同定としてほぼ間違いないと思われるが確認し切れないもの |
学名一覧表はこちらよりどうぞ
(エクセルで作成)
兵庫きのこ研究会(SSF-Hyogo)
SSF-Hyogo:Society for the Study of Fungus Hyogo
作成者:山上