今月の主役 |
---|
これはダレでしょう? | 歓談中 |
---|
No. | 和名 | 属名(新体系/旧体系) | 科名(新体系/旧体系) |
---|---|---|---|
001 | マツオウジ | マツオウジ属 | タマチョレイタケ科/ヒラタケ科 |
002 | サマツモドキ? | サマツモドキ属 | キシメジ科 |
003 | アマタケ | モリノカレバタケ属/モリノカレバタケ属 | ホウライタケ科/キシメジ科 |
004 | コゲチャクサカレハタケ | モリノカレバタケ属/モリノカレバタケ属 | ホウライタケ科/キシメジ科 |
005 | ワサビカレバタケ | モリノカレバタケ属/モリノカレバタケ属 | ホウライタケ科/キシメジ科 |
006 | シイタケ | シイタケ属 | ホウライタケ科/キシメジ科 |
007 | ダイダイガサ | ダイダイガサ属 | タマバリタケ科/キシメジ科 |
008 | ウマノケタケ | ホウライタケ属 | ホウライタケ科/キシメジ科 |
009 | ワサビタケ | ワサビタケ属 | クヌギタケ科/キシメジ科 |
010 | ※ヒメチシオタケ | クヌギタケ属 | クヌギタケ科/キシメジ科 |
011 | ※ヌナワタケ | クヌギタケ属 | クヌギタケ科/キシメジ科 |
012 | ヒメカバイロタケ | ヒメカバイロタケ属 | クヌギタケ科/キシメジ科 |
013 | ウラベニガサ属の一種1 | ウラベニガサ属 | ウラベニガサ科 |
014 | ウラベニガサ属の一種2 | ウラベニガサ属 | ウラベニガサ科 |
015 | ハラタケ属の一種 | ハラタケ属 | ハラタケ科 |
016 | キツネノカラカサ属の一種 | キツネノカラカサ属 | ハラタケ科 |
017 | キララタケ? | キララタケ属/ヒトヨタケ属 | ナヨタケ科/ヒトヨタケ科 |
018 | イタチタケ | ナヨタケ属 | ナヨタケ科/ヒトヨタケ科 |
019 | フミヅキタケ | フミヅキタケ属 | モエギタケ科/オキナタケ科 |
020 | アセタケ属の一種 | アセタケ属 | アセタケ科/フウセンタケ科 |
021 | イチョウタケ | イチョウタケ属/ヒダハタケ属 | イチョウタケ科/ヒダハタケ科 |
022 | コショウイグチ | コショウイグチ属 | イグチ科 |
023 | アイバシロハツ | ベニタケ属 | ベニタケ科 |
024 | シロクロハツ | ベニタケ属 | ベニタケ科 |
025 | ベニタケ属の一種1 | ベニタケ属 | ベニタケ科 |
026 | ベニタケ属の一種2 | ベニタケ属 | ベニタケ科 |
027 | スエヒロタケ | スエヒロタケ属 | スエヒロタケ科 |
028 | カンゾウタケ | カンゾウタケ属 | カンゾウタケ科 |
029 | ※アクイロウスタケ | アンズタケ属 | アンズタケ科 |
030 | ハイイロカレエダタケ? | カレエダタケ属 | カレエダタケ科 |
031 | ホウキタケ属の一種 | ホウキタケ属 | ラッパタケ科/ホウキタケ科 |
032 | フサヒメホウキタケ | フサヒメホウキタケ属/クラビコロナ属 | マツカサタケ科/フサヒメホウキタケ科 |
033 | サビハチノスタケ? | サビハチノスタケ属? | タマチョレイタケ科 |
034 | ヒトクチタケ | ヒトクチタケ属 | タマチョレイタケ科 |
035 | ヒイロタケ | シュタケ属 | タマチョレイタケ科 |
036 | カワラタケ | シロアミタケ属 | タマチョレイタケ科 |
037 | カイガラタケ | カイガラタケ属 | タマチョレイタケ科 |
038 | アオゾメタケ | オオオシロイタケ属/オシロイタケ属 | ツガサルノコシカケ科/サルノコシカケ科 |
039 | ツガサルノコシカケ | ツガサルノコシカケ属 | ツガサルノコシカケ科/サルノコシカケ科 |
040 | アカショウロ | ショウロ属 | ショウロ科 |
041 | ※コクロツブタケ(広義) Octaviania nonae? | ホシミノタマタケ属/ジャガイモタケ属 | イグチ科/ジャガイモタケ科 |
042 | ヒメノガステル属の一種 | ヒメノガステル属 | モエギタケ科/ヒメノガステル科 |
043 | ツチグリ | ツチグリ属 | ディプロシスティディウム科/ツチグリ科 |
044 | アラゲキクラゲ | キクラゲ属 | キクラゲ科 |
045 | キクラゲ | キクラゲ属 | キクラゲ科 |
046 | ヒメキクラゲ | ヒメキクラゲ属 | キクラゲ科/ヒメキクラゲ科 |
047 | ニセキンカクアカビョウタケ | ディケファロスポラ属 | ルトストロエミア科/キンカクキン科 |
048 | クロチャワンタケもしくはニセクロチャワンタケ | クロチャワンタケ属 | クロチャワンタケ科 |
049 | ※シロキツネノサカズキ | シロキツネノサカズキ属 | ベニチャワンタケ科 |
050 | アラゲコベニチャワンタケ近縁種 | アラゲコベニチャワンタケ属 | ピロネマキン科 |
051 | Aschersonia goldiana? | アスケルソニア属 | バッカクキン科 |
010 ヒメチシオタケ Mycena sanguinolenta (Alb. & Schwein.) P. Kumm. 同定/幸徳 定点観察会初記録。 チシオタケよりも小さく、傘の径は1cm前後のキノコである。傘や柄を傷をつけるとチシオタケのように赤色の液が滲み出るのが特徴。 |
011 ヌナワタケ Roridomyces roridus (Fr.) Rexer 同定/幸徳 定点観察会初記録。 柄に著しい粘液が付着するのが特徴。類似種のハイイロナメアシタケとは、ハイイロナメアシタケの傘は粘性があるが、ヌナワタケの傘は粘性がない点において区別できる。 本種は、以前はクヌギタケ属Mycena であったが、最近の分類ではヌナワタケ属Roridomyces となっている。 |
029 アクイロウスタケ Cantharellus cinereus Pers. 同定/幸徳 現地ではアクイロウスタケ?と同定したが、検討した結果、本種と思われるので疑問符をはずした。 |
042 コクロツブタケ(広義) Octaviania nonae Orihara? 同定/大前 採集/幸徳、竹内(兄) 過去の定点観察会において「ジャガイモタケ属の一種」「コクロツブタケ」と同定したキノコ。本種は肉眼的に、他のホシミノタマタケ属菌と比較し、表皮が厚く、触れると黒変することによって特徴づけられ、今年、神奈川県立生命の星・地球博物館の折原貴道氏により新種として報告された。ホシミノタマタケ属Parcaea亜属には、本種の他に、O. decimae、O. mortaeおよびO. celatifiliaが含まれるが、それぞれが形態的に区別が困難な隠蔽種であり、正確な同定にはDNAの塩基配列情報が必要である。今回採集された標本はParcaea亜属に含まれることは間違いないが、過去のO. nonaeの採集場所とは異なるため、疑問符を付けた。 |
050 シロキツネノサカズキ Microstoma floccosum (Schwein.) Raitv. 定点観察会初記録。 比較的珍しいキノコである。 |
アクイロウスタケ |
---|
文:奥田
同定:中嶋、幸徳、大前
写真:小岩井、中島、幸徳
作成:奥田