兵庫きのこ研究会 修法ヶ原定点観察会(2013.10.20)

秋の定点観察会です!
さぞやキノコがザクザクあるか……と、思いきや当日は大雨(>_<)
初めての定点での大雨にレインコートをフル活用!
大変でしたが、ハツタケを見つけることができたので嬉しかったです♪
もちろん、ハツタケはその後、美味しく頂きました(笑)

今年三度目の雨

雨が大好きなツノマタタケ

ヒメツチグリの仲間

2013年10月20日 観察記録

天候:曇りのち雨 参加者:21名
和名 属名(新分類/旧分類) 科名(新分類/旧分類)
1 ウスヒラタケ ヒラタケ属 ヒラタケ科
2 トキイロヒラタケ ヒラタケ属 ヒラタケ科
3 マツオウジ マツオウジ属 キカイガラタケ科/ヒラタケ科
4 キツネタケ キツネタケ属 ヒドナンギウム科/キシメジ科
5 ハタケシメジ シメジ属 シメジ科/キシメジ科
6 スギヒラタケ スギヒラタケ属 キシメジ科
7 ヒメキシメジ ヒメキシメジ属 ホウライタケ科/キシメジ科
8 アマタケ モリノカレバタケ属/モリノカレバタケ属 ホウライタケ科/キシメジ科
9 ワサビカレバタケ モリノカレバタケ属/モリノカレバタケ属 ホウライタケ科/キシメジ科
10 クヌギタケ クヌギタケ属 クヌギタケ科/キシメジ科
11 チシオタケ クヌギタケ属 クヌギタケ科/キシメジ科
12 アケボノドクツルタケ テングタケ属 テングタケ科
13 カバイロツルタケ テングタケ属 テングタケ科
14 シロオニタケの仲間 テングタケ属 テングタケ科
15 タマシロオニタケ テングタケ属 テングタケ科
16 ハイイロオニタケ? テングタケ属 テングタケ科
17 ヒメコナカブリツルタケ テングタケ属 テングタケ科
18 フクロツルタケ テングタケ属 テングタケ科
19 ラベンダーコタマゴテングタケ(仮) テングタケ属 テングタケ科
20 ヒトヨタケ ヒトヨタケ属/ヒトヨタケ属 ナヨタケ科/ヒトヨタケ科
21 ヒメワカフサタケ? ワカフサタケ属 モエギタケ科/フウセンタケ科
22 チャツムタケ チャツムタケ属 モエギタケ科/フウセンタケ科
23 アセタケ属の一種 アセタケ属 アセタケ科/フウセンタケ科
24 オオミノキヒダフウセンタケ(仮) フウセンタケ属 フウセンタケ科
25 クギタケ クギタケ属 オウギタケ科
26 アイバシロハツ ベニタケ属 ベニタケ科
27 シロハツモドキ ベニタケ属 ベニタケ科
28 ハツタケ チチタケ属 ベニタケ科
29 フジウスタケ(広義) ウスタケ属/ラッパタケ属 ラッパタケ科
30 ホコリタケ属の一種 ホコリタケ属 ハラタケ科/ホコリタケ科
31 コウヤクタケ属(広義)の一種 ?属 コウヤクタケ科
32 チャウロコタケ キウロコタケ属 ウロコタケ科
33 モミジウロコタケ カタウロコタケ属 ウロコタケ科
34 ニクウスバタケ ニカワオシロイタケ属 マクカワタケ科/サルノコシカケ科
35 スジウチワタケ ファボルス属/タマチョレイタケ属 タマチョレイタケ科
36 ツヤウチワタケ ツヤウチワタケ属 タマチョレイタケ科
37 ヒトクチタケ ヒトクチタケ属 タマチョレイタケ科
38 オシロイタケの仲間 シミタケ属/オシロイタケ属 タマチョレイタケ科
39 ウラギンタケ センベイタケ属 タマチョレイタケ科
40 カワラタケ シロアミタケ属 タマチョレイタケ科
41 カイガラタケ カイガラタケ属 タマチョレイタケ科
42 ハカワラタケ(広義) シハイタケ属 タマチョレイタケ科
43 チャカイガラタケ チャミダレアミタケ属 タマチョレイタケ科
44 チリメンタケ シロアミタケ属 タマチョレイタケ科/タコウキン科
45 アイカワタケ アイカワタケ属 ツガサルノコシカケ科/サルノコシカケ科
46 カタオシロイタケ? ツガサルノコシカケ属 ツガサルノコシカケ科/タコウキン科
47 ツチグリ ツチグリ属 ディプロシスティディウム科/ツチグリ科
48 ホウキタケ属の一種 ホウキタケ属 ラッパタケ科/ホウキタケ科
49 エリマキツチグリ ヒメツチグリ属 ヒメツチグリ科
50 ヒダフクロツチガキ ヒメツチグリ属 ヒメツチグリ科
51 スッポンタケ スッポンタケ属 スッポンタケ科
52 モモイロダクリオキン アカキクラゲ属 アカキクラゲ科
53 ツノマタタケ ツノマタタケ属 アカキクラゲ科
54 クロハナビラニカワタケ シロキクラゲ属 シロキクラゲ科

24 オオミノキヒダフウセンタケ(仮)? Cortinarius sp.

   同定/幸徳
 ヒダが黄色でキヒダフウセンタケ Cortinarius xanthophyllusに近いキノコである が、傘の紫色の色味が強くない。 本種は、傘の色合いから、新版北陸のきのこ図鑑に掲載しているオオミノキヒダフウ センタケ(仮)によく似ている。 北陸のきのこ図鑑で掲載している「キヒダフウセンタケ」は、「新版 北陸のきのこ 図鑑」で「オオミノミヒダフウセンタケ(仮)」と訂正している。

50 ヒダフクロツチガキ Geastrum elegans Vittad.

   同定/幸徳
 定点観察会初記録。 本種の特徴は孔縁盤がヒダ状になっていて、内皮に柄がない点である。 孔縁盤がヒダ状になっている日本産ヒメツチグリ属のキノコは、ヒダフクロツチガ キ、コフキクロツチガキ、ヒメツチグリの3種がある。 このうちコフキクロツチガキとヒメツチグリは内皮に柄があるが、ヒダフクロツチガ キは内皮に柄がない。 孔縁盤がヒダ状で内皮に柄がない日本産ヒメツチグリ属のキノコは今のところヒダフクロツチガキだけとなる。
ヒダフクロツチガキ
ヒダフクロツチガキ