返信先: マントカラカサタケの学名について

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#13055
匿名
無効

マントカラカサタケは、和名の命名において1つの貴重な事例だと思い、注目していました。

マントカラカサタケは、正式な報告という面から言えば、マントカラカサタケ(仮称)とつけるべきですが、ほとんどの図鑑では(仮称)がつけられていないですね。
なぜ、なのでしょうか?

そのマントカラカサタケですが、和名の名付け親は青木実氏のようです。
青木実(名部みち代編). 2008. 日本きのこ図版 第2巻 p.349
に1978年に「日本のきのこ分類研究」という文献に、青木氏が”仮称”として初めて載せたということが掲載されています。
また、その後、富士氏が1979年に「府中市の植物」という文献で、”新称”として載せたということも合わせて掲載されています。
学名が未決定のまま、新称としたことがはたして正式な報告だったのかは疑問が残りますが・・・。
個人的には、仮称でも新称でもどちらでもいいのですがね~。

いずれにせよ、マントカラカサタケに”Macrolepiota detersa”という学名がついたのは喜ばしいことですね。

まだ、日本の文献には
マントカラカサタケ Macrolepiota detersa
と載っていませんから、一体どの文献ではじめて掲載されるのでしょうか?
楽しみです。
Written by 買うとく

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