キノコの図鑑を持ち始めた頃、写真を見ても特徴がつかめず、そういうキノコもあるのだなと思っていました。
2回目に見たのは、雑誌の表紙に掲載されていた絵でした。
9月の初旬に自宅前の小さい公園のアラカシ、シラカシの下に大型のキノコがぼこぼこと発生していました。
夏の公園で発生する大型のキノコと言えば、イグチかテングタケです。
ずんぐりむっくりしていたのでイグチとばかり思っていました。
抜いてみると、ヒダがあり、イグチではありませんでした。
ヒダは若いときは紫色、成熟すると茶色く、また柄にクモの巣膜状のつばがあったため、フウセンタケの仲間だとすぐにわかりました。
夏場に発生するフウセンタケは少ないのではないでしょうか。
さらに大型であったため、こんなキノコもあるのだと感動してしまいました。
ところで、キノコ関連のブログで私が一番楽しみにしているのは「吉敷川だより」です。
ほぼ毎日更新されていて、見たことないキノコが掲載されているので、家にいながらキノコを採取しに行った気分にさせてくれます。
「キノコの同定力を上げたい!」と思っている方にはぜひ拝見していただきたいブログです。
いつものようにブログを見ていると、とある写真のキノコにくぎ付けになりました。
そのキノコの写真を見て「やっと出会えた!」と嬉しくなってしまいました。
「吉敷川だより」 2015年9月8日
http://blog.goo.ne.jp/1596yassan/e/b2e948c044f19ace4b3c9d898b4b4c02
1回目は、約10年前に図鑑の写真で出会いました
2回目は、約2年前に雑誌の絵で出合いました。
3回目は、実際に出会いました。
4回目は、ブログで出会いました。
やっとこのキノコを理解できました。
アサミドリフウセンタケ Cortinarius sp
比婆科学教育振興会・広島きのこ同好会編. 1992. 広島県のキノコ p. 128. 中国新聞社.
Written by こうとく