返信先: 折原さんのホシミノタマタケ属(Octaviania)の論文

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#13273
匿名
無効

MOMO様

私達が普段よく口にしている「種」というものは、
AとBが交配できるかどうか(生殖的に隔離されているかどうか)という生物学的種概念がベースにあるものと考えられます。
しかし、有性生殖をせず、無性生殖だけで生活するような生物では、そもそも交配を確かめることなどできませんし、輪状種のようにAとB、BとCは交配しても、AとCは交配しなかった場合、どのように種を扱うのかまだまだ問題を抱えています。おそらく、この先も結論はでないと思います。
以前からDNAの塩基配列が何%違えば同種か別種かという議論もありますが、生物によって進化の速度も違いますし、生物学的種の問題を解決できるようなものではないと思います。

キノコにおいても種の異同を検証する上で、一核菌糸同士を掛け合わせて、二核化するかどうかという検証がなされています。しかし、菌糸の状態によっても二核化したり、しなかったりと、再現性が低い場合もありますし、そもそも外生菌根菌のような胞子の発芽、培養が難しい菌類では検証できない場合もあります。
Written by O前

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