折原さんのホシミノタマタケ属（Octaviania）の論文
折原さんのホシミノタマタケ属（Octaviania）の論文
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により11年、 10ヶ月前に更新されました。
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先日、神奈川県立生命の星・地球博物館の学芸員である折原貴道氏によるホシミノタマタケ属（Octaviania）の論文がPersooniaに掲載されました。
光学顕微鏡、電子顕微鏡（SEM、TEM）による形態観察、複数領域を用いた分子系統解析により、
2新亜属を設立、11新種を記載した超大作となっています。
過去に修法ヶ原で採集されたコクロツブタケはO. nonaeとして新種報告されています。
Persooniaのホームページに公開されているので、興味がある方はご覧ください。
http://www.persoonia.org/Issue/29/08.pdf
Written by O前連絡ありがとうございます。
さっそくダウンロードさせていただきました。１つの属で11新種の発表ということがすごいですね～。
Written by こうとく
素人の質問で申訳ないのですが
十数年来疑問に思っていることをお尋ねします。
キノコの世界で同種だ、別種だ、新種だといろいろお聞きしますが
種の違いの定義とはなんなんでしょうか?よろしくお願いいたします。
Written by MOMOMOMO様
解答になっていない解答で恐縮ですが、種の違いの定義というものは、現時点では存在していないですし、今後も誰もが納得できるような定義など現れないと思います。
人によっても考え方は様々ですし、種など存在しないと考える学者もいます。
哲学的な面も強く、科学により定義付けられるものでもないと思います。
私も分かりません。
Written by O前ご回答ありがとうございます。
では、別種だ、同種だと私たちが話題にしている、その「種」とはなんなのでしょうか?
種の定義というときの「種」とは異なる、分類の都合上付けられている、ただの「型番」なのでしょうか?Written by MOMO
MOMO様
私達が普段よく口にしている「種」というものは、
AとBが交配できるかどうか（生殖的に隔離されているかどうか）という生物学的種概念がベースにあるものと考えられます。
しかし、有性生殖をせず、無性生殖だけで生活するような生物では、そもそも交配を確かめることなどできませんし、輪状種のようにAとB、BとCは交配しても、AとCは交配しなかった場合、どのように種を扱うのかまだまだ問題を抱えています。おそらく、この先も結論はでないと思います。
以前からDNAの塩基配列が何%違えば同種か別種かという議論もありますが、生物によって進化の速度も違いますし、生物学的種の問題を解決できるようなものではないと思います。キノコにおいても種の異同を検証する上で、一核菌糸同士を掛け合わせて、二核化するかどうかという検証がなされています。しかし、菌糸の状態によっても二核化したり、しなかったりと、再現性が低い場合もありますし、そもそも外生菌根菌のような胞子の発芽、培養が難しい菌類では検証できない場合もあります。
Written by O前O前さま
ありがとうございます。
ご回答いただいた内容については、私も既に知っているつもりです。
お尋ねしているのはそういうことではなく、現実にAとBが別種として区別されるならば、その線引きされている根拠は何かということです。それが、統計学や、哲学や、信仰や、「言ったもん勝ち」であっても全然構わないのですが、何かを分類するという行為には一定のルールがあるはずで、そのルールはなんなのかということなのです。
もう少し丁寧に言えば、AとBの間の線引きとCとDとの間の線引きは、同じルールなのかどうかということなのです。もし同じルールなら明示できるはずですよね。
Written by MOMOスレッドタイトルと違う方向に行っていますので新しいスレッドで議論されてはいかがでしょうか。
Written by こうとく
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